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英推ブログ終了のお知らせ

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防府市での2年間の任期が終わりを迎えます。 市内全ての学校の英語授業に参加したり、英語科研修会を開催したりと、とにかく英語研修会漬けの2年間でした。各中学校の先生や管理職の先生とお話させていただく中で、これまでの自分の指導を大いに振り返る貴重な機会をいただき、ありがとうございました。防府市に来る前に、2年間でそれぞれの組織全体を見るようにご示唆いただき、1年目は防府市内を、そして2年目は県内全体や、さらに自らオンラインで全国に広げて研修会を重ねた結果、良いことだけでなく、良くないこと全て含めて下から上まで、全体的な英語教育の現状と課題を把握できました。自分が前に出る機会が増えれば増えるほど、風あたりが強く真っ直ぐ進めない場面、正しいことを追求するために葛藤する場面が多くあり、こういう経験が果たして自分に必要なものか必要ないものなのかと悩みながら走り続ける2年間でした。 各学校の先生方には、本当に良くしていただきました。「前回教えていただいたことを試したところ、生徒がこのように変容しました。」や「自分の課題は〇〇ですが、今日の授業ではこういう場面を作ります。」など、意欲的に研修される様子を見るたびに、英語教育推進教員としてのやりがいを感じ、何度となく救われました。最終訪問で、熱心に研修に参加いただいたベテランの先生方から、『やっと単元全体の指導と評価について分かりました。これから、こうやっていったら良いんですね!』と仰っていただいた時は、感無量でした。英語科の深い学びについて追求される授業に参加した時は、かつての自分の姿と重なり、授業づくりの醍醐味を思い出しながら授業者と熱く語り合いました。 幅広い勉強の機会を与えていただいた全ての皆様に、心から感謝申し上げます。今後は、これまでにつかんだ課題解決に向けてさらに実践研究をすすめ、私が得た数々の学びを、周りにしっかり還元して参ります。 皆様方におかれましては、どうか引き続き、防府市立右田中学校、そして防府市の英語教育を温かく見守っていただきますよう、よろしくお願いします。 本当に、ありがとうございました。 令和4年3月28日 中学校英語教育推進教員 牧野壽子

SDGsポスター掲示

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地域コーディネーターの河村様に、地域の施設に生徒のポスターを掲示いただきました。 掲示されている施設は、右田公民館、右田小、玉祖小、バリュー右田店、こうの歯科、岸本歯科、山口県総合医療センター、セブンイレブン高井店、セブンイレブン大崎店、サンマート右田店、大崎薬局、ムーン薬局、ほっともっと右田店です。 春休みの間ずっと、ポスター掲示いただく予定です。右田にお越しの際には、またお買い物の際には、ぜひ生徒のメッセージポスターをご覧くださいね。

SDGs メッセージビデオ

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英語科で学んだことを元にして、1年生の生徒が地域に向けてSDGsメッセージビデオを作成しました。 未習の英語表現が多くありましたが、生徒の伝えたい内容を大切にしながら、生徒自身の力で作成しました。 現在、地域コーディネーターの河村様にご協力いただき、ビデオを右田公民館でご視聴いただけるよう準備しております。 生徒から地域の皆様へのメッセージ “私たち右田中学校1年生は、SDGsのことについてあまり詳しく知りませんでしたが、地域連携の取り組みに携わって、SDGsの学びを深めることができました。そして、この問題が人ごとではなく身近なものだということを改めて確認することができました。地域をより良くするために、この取り組みをもっと色々な方に知っていただきたいです。そのために、私達は地域の清掃活動などに積極的に参加したいと思います。皆さんも人ごとだと思わずに、まずは自分の地域から考動してみませんか?”

英語科学習指導案

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昨年12月に開催した、令和3年度文部科学省英語教育推進改善プラン研究協力校 研究授業における学習指導案を公開します。 県内小・中・高・高専、(一部県外からの教員と大学関係者)は対面で、県外小・中・高教員と大学教授の先生方は各県からオンラインでご参加いただく、ハイブリッド型研修会となりました。クラウド上にアップした生徒達の言語活動の様子を見ていただくことで、東京から吉田研作先生にご指導いただき、地方においてもICTを活用して他と同じレベルで英語教育を推進していく可能性が広がったように思います。 吉田先生や中嶋先生などのご指導のもと、今年度右田から発信したオンライン研修会は、中学校2年生対象のshow and tell 大会を含めて計5回となり、県内各市町から約200人の先生にご参加いただきました。皆様と一緒に研修させていただけたご縁に、心より感謝いたします。 英語教育は、まだまだ面白くできると思います。理想を押し付けるだけの研修会に終始しないよう、これからも生徒の目線に立ち、現場の先生方のニーズに応じた実践研究をしていきます。 教育活動や研究活動に関することなど、何かございましたら牧野までお問い合わせください。 https://drive.google.com/file/d/1fQb0OF6mzZc2ILIi2xG1dRwdIsg3oLOg/view?usp=drivesdk https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/110499.pdf

SDGsビデオ作成

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2日の放課後のことです。SDGs動画作成メンバーにより、着々と地域に向けたメッセージビデオが作られています。 子ども達は、昼休みや放課後の限られた時間を使いながら、自分達で決めたことを自分達ですすめています。コロナ禍の今だからこそ、知恵を出し合い、工夫しながら地域とつながっていこうとしています。

深い学び

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数年前に、私が光市立浅江中学校で勤務していたときのことです。 各地で開催される英語研修会に参加した後でよく私は、職員室に戻って研修資料を読み返していました。そして自分が疑問に思ったことを、当時光市で学力向上リーダーとして勤務されていた、国語科の教頭先生に聞いていただき、対話の中でさらに深く考え続けていました。その時の私の永続的な問いは、『国が求めていることは分かる。では、学校の英語授業と英会話スクールでは、何が違うのだろうか』というもので、残念ながらそう思ってしまう授業がいくつもありました。あらゆる問いに対して、いつも温かく導いていただいたのを覚えています。『授業はもっとシンプルな発問で。』『選ぶことは捨てること。』『英語科の見方・考え方と深い学びとは。』など授業づくりの核となることばを、その時たくさん与えていただきました。 国から指定を受けた外国語教育拠点事業研究発表後に、勤務する管区が防府・山口に変わりました。そして自分が授業をすることがなくなり、他の先生方の英語授業を見る立場になりました。様々な課題にぶつかるたびに、あの先生だったらどのようにお考えになるだろうと想像しながら、しかし最終的には、自分の判断を一番大切にすることができるようになりました。これまでは迷いがたくさんありました。でも進む方向だけは迷わないようにと、そっと軌道修正していただいていたような気がするのは、 【何回転けてもいいから、焦らないように】 と、昨年度末にその方から直接いただいた言葉があったからかもしれません。 今はもう、迷わなくなりました。 いつかゆっくり、その方とお話できる日がくるまで、焦らずに一歩一歩、自分で道をつくっていこうと思っています。

小中連携CAN-DOリスト

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以前から公開している小中連携カリキュラムですが、HPで見づらいとのお声をいただきました。以下のQRコードからご参照いただければ幸いです。ただ、右田中校区の連携リストを他校区でそのまま転用しても、残念ながら形だけのものになり全く意味がありません。目の前の生徒や地域の実態を把握したアセスメントをもとに、小中で目指す生徒の姿を話しあうことが最も大切です。ゴールを意識しながら授業の指導と評価計画をたて、授業で運用しながら(できれば)小中で定期的に見直すことで、児童生徒の生きて働く力につながっていくのだと思います。ご存知のとおり、言語の習得には時間がかかります。また、学力向上は組織対応ができなければ実現しません。児童生徒もですが、我々教員自身が息切れをしないように、周りの先生や保護者、地域の方など、みんなで協力しながら、社会全体ど子ども達の資質・能力を育くんでいけると良いですね。 https://drive.google.com/drive/folders/1-VZW7G1lPKNRFc2LNvSAk-aeSpo41lqf