深い学び

数年前に、私が光市立浅江中学校で勤務していたときのことです。 各地で開催される英語研修会に参加した後でよく私は、職員室に戻って研修資料を読み返していました。そして自分が疑問に思ったことを、当時光市で学力向上リーダーとして勤務されていた、国語科の教頭先生に聞いていただき、対話の中でさらに深く考え続けていました。その時の私の永続的な問いは、『国が求めていることは分かる。では、学校の英語授業と英会話スクールでは、何が違うのだろうか』というもので、残念ながらそう思ってしまう授業がいくつもありました。あらゆる問いに対して、いつも温かく導いていただいたのを覚えています。『授業はもっとシンプルな発問で。』『選ぶことは捨てること。』『英語科の見方・考え方と深い学びとは。』など授業づくりの核となることばを、その時たくさん与えていただきました。
国から指定を受けた外国語教育拠点事業研究発表後に、勤務する管区が防府・山口に変わりました。そして自分が授業をすることがなくなり、他の先生方の英語授業を見る立場になりました。様々な課題にぶつかるたびに、あの先生だったらどのようにお考えになるだろうと想像しながら、しかし最終的には、自分の判断を一番大切にすることができるようになりました。これまでは迷いがたくさんありました。でも進む方向だけは迷わないようにと、そっと軌道修正していただいていたような気がするのは、 【何回転けてもいいから、焦らないように】 と、昨年度末にその方から直接いただいた言葉があったからかもしれません。 今はもう、迷わなくなりました。 いつかゆっくり、その方とお話できる日がくるまで、焦らずに一歩一歩、自分で道をつくっていこうと思っています。

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